超簡単に設置できるjQueryの画像・スライダープラグイン「jquery.bxslider.js」の使い方と、オプションでのカスタマイズをまとめています。
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bxSliderは、オプションでカルーセルやレスポンシブ対応にできる
bxSliderの特徴は、画像スライドショーやカルーセルを、簡単に設置でき、オプションでカスタマイズがしやすいjQueryプラグインです。
また、レスポンシブ対応なので、スマホやタブレットなどの画面幅に合わせてサイズを自動調整してくれます。
bxSliderの使い方
まずは、bxSliderをGitHubの「dist」から下記2点をダウンロードしてください。・jquery.bxslider.min.css
・jquery.bxslider.min.js
bxSliderの読み込み
<link rel="stylesheet" href="jquery.bxslider.min.css" /> <script src="http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.11.1/jquery.min.js"></script> <script src="jquery.bxslider.min.js"></script> <script> $(document).ready(function () { $('#bxslider').bxSlider(); }); </script>
htmlのhead内に上記を記述します。jquery.bxslider.css
、jQuery本体
、jquery.bxslider.js
の順に読み込みます。
その後、<script>タグで、bxSliderを適用する要素を指定します。上記の場合は、'#bxslider'
がbxSliderを適用する要素です。
これだけで最低限の機能が使えます。
オプションによっては、下記も読み込ませてください。
<script src="jquery.fitvids.js"></script> <script src="jquery.easing.1.3.js"></script>
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by むぅ (@mugenweb)
on CodePen.0
オプションの使い方
<script> $(document).ready(function () { $('#bxslider').bxSlider({ auto: true, pager: false, speed: 700 }); }); </script>
オプションは、$('#bxslider').bxSlider({オプション})
の形で記述します。
プロパティと値をコロン「:」で区切り、さらに各オプションをカンマ「,」によって区切ります。
オプションの最後にカンマをつけてあったり、途中のカンマが抜けていたりすると、bxsliderが動かない原因になりますので、注意して下さい。
オプションの解説
基本設定
オプション項目 | オプション説明 | オプション記述方法 |
---|---|---|
mode | スライド方法を設定 「horizontal」 横方向のスライド 「vertical」 縦方向のスライド 「fade」 フェードでの切り替え 初期値は‘horizontal’ | horizontal / vertical / fade |
speed | スライドするスピードの設定 初期値は500 | 数字(例:1000) |
slideMargin | 各スライド間の余白を設定 初期値は0 | 数字(例:20) |
startSlide | 最初に表示するスライド要素を設定 初期値は0 | 数字(例:2) |
randomStart | 最初に表示するスライド要素をランダムに設定 初期値はfalse | true / false |
slideSelector | スライド要素を自分で用意する場合の設定 jQueryのセレクタで指定 初期値は” | 任意のクラスやID(例:’#slideSelector’) |
infiniteLoop | スライドをループさせるかどうかの設定 初期値はtrue | true / false |
hideControlOnEnd | 次または前にスライド要素が無い時にコントロールを非表示にする設定 infiniteLoopがfalseのときのみ有効 初期値はfalse | true / false |
easing | イージングの設定 CSSを使用する場合はtransition-timing-functionプロパティを、使用しない場合はjquery.easing.jsから使用する 初期値はnull | useCSSがtrueの場合 ‘linear’, ‘ease’, ‘ease-in’, ‘ease-out’, ‘ease-in-out’, ‘cubic-bezier(n,n,n,n)’ useCSSがfalseの場合 |
captions | キャプションの設定 画像のtitle属性を使用する 初期値はfalse | true / false |
ticker | ニュースティッカーモードで使用する 初期値はfalse | true / false |
tickerHover | マウスをスライダー上に置いたときにティッカーを一時停止するか設定 CSSトランジションを使用している場合は動作しない (useCSS: true のとき) 初期値はfalse | true / false |
adaptiveHeight | スライダーの高さの自動調整 初期値はfalse | true / false |
adaptiveHeightSpeed | スライダーの高さの遷移時間の設定 adaptiveHeightがtrueのときのみ 初期値は500 | 数字(例:1000) |
video | スライダーに含まれているvideoをレスポンシブにする場合はtrueに設定 使用する場合はjquery.fitvids.jsを別途読み込む (ダウンロードしたプラグインのフォルダに含まれている) 初期値はfalse | true / false |
responsive | レスポンシブに対応するかどうかの設定 初期値はtrue | true / false |
useCSS | スライドにCSSアニメーションを使用するかどうかの設定 初期値はtrue | true / false |
preloadImages | 画像読み込みのタイミングを設定 preloadImages: ‘all’ 開始前に全ての画像を読み込む preloadImages: ‘visible’ 最初に表示される画像だけ最初に読み込む(初期値) | ‘all’, ‘visible’ |
touchEnabled | タッチスワイプを許可するかを設定 初期値はtrue | true / false |
swipeThreshold | スライドをスクロールさせるために必要なスワイプの量を設定 | 数字(例:80) |
oneToOneTouch | スワイプすると画像が指を追従するようにする | true / false |
preventDefaultSwipeX | X軸方向へのデフォルトのスワイプ操作の動きを制御し、イメージ画像をスワイプしても画面自体はスワイプしないように設定できる | true / false |
preventDefaultSwipeY | Y軸方向へのデフォルトのスワイプ操作の動きを制御し、イメージ画像をスワイプしても画面自体はスワイプしないように設定できる | true / false |
ページャー
オプション項目 | オプション説明 | オプション記述方法 |
---|---|---|
pager | ページ送りを追加するかどうかの設定。 初期値はtrue。 | true / false |
pagerType | ページ送りのタイプを設定。 pagerType: ‘full’ スライダーの数だけ黒点の表示(初期値) pagerType: ‘short’ [現在位置] / [全枚数]の形で表示 | ‘full’, ‘short’ |
pagerShortSeparator | pagerType: ‘short’のときの区切り線の設定。 初期値は’ / ‘。 | ‘|’など |
pagerSelector | 指定した位置にページ送りを追加する。 jQueryのセレクタで指定。 初期値は”。 | 任意のクラスやID(例:’#pagerSelector’) |
pagerCustom | ページ送りを自分で用意する場合の設定。 jQueryのセレクタで指定。 初期値はnull。 | 任意のクラスやID(例:’#pagerCustom’) |
buildPager | サムネイルページャーの指定。 初期値はnull。 | それぞれを設定 |
コントローラー
オプション項目 | オプション説明 | オプション記述方法 |
---|---|---|
controls | 前後のコントロールを追加するかどうかの設定。 初期値はtrue。 | true / false |
nextText | nextのテキストを設定。 初期値は’Next’。 | 任意のテキスト(例:次) |
prevText | prevのテキストを設定。 初期値は’Prev’。 | 任意のテキスト(例:前) |
nextSelector | nextを自分で用意する場合に設定。 jQueryのセレクタを指定。 初期値はnull。 | 任意のクラスやID(例:’#nextSelector’) |
prevSelector | prevを自分で用意する場合に設定。 jQueryのセレクタを指定。 初期値はnull。 | 任意のクラスやID(例:’#prevSelector’) |
autoControls | 自動スライドのコントロールを表示するかどうか設定。 初期値はfalse。 | true / false |
startText | 自動スライドのstartのテキストを設定。 初期値は’Start’。 | 任意のテキスト(例:開始) |
stopText | 自動スライドのstopのテキストを設定。 初期値は’Stop’。 | 任意のテキスト(例:停止) |
autoControlsCombine | 自動スライド時、停止時でコントロールのボタンを出し分けるかどうか設定。 初期値はfalse。 | true / false |
autoControlsSelector | 自動スライドのコントロールを自分で用意する場合に設定。 初期値はnull。 | 任意のクラスやID(例:’#autoControlsSelector’) |
オートスクロール関係
オプション項目 | オプション説明 | オプション記述方法 |
---|---|---|
auto | 自動スライドの設定。 初期値はfalse。 | true / false |
pause | 自動スライドの待ち時間の設定。 初期値は4000。 | 数字(例:1000) |
autoStart | 読み込み後に自動スライドを開始するかどうか設定。 初期値はtrue。 | true / false |
autoDirection | 自動スライドの方向の設定。 autoDirection: ‘next’ 次へスライド(初期値) autoDirection: ‘prev’ 前へスライド | ‘next’, ‘prev’ |
autoHover | スライダーにホバーしたときに自動スライドを停止させるかどうか設定。 初期値はfalse。 | true / false |
autoDelay | 自動スライドを開始するまでの待ち時間の設定。 初期値は0。 | 数字(例:1000) |
カルーセルスライダー
オプション項目 | オプション説明 | オプション記述方法 |
---|---|---|
minSlides | 一度に表示させる最小数を設定。 初期値は1。 | 数字(例:2) |
maxSlides | 一度に表示させる最大数を設定。 初期値は1。 | 数字(例:3) |
moveSlides | カルーセル表示のときに移動するスライド数の設定。 初期値は0。 | 数字(例:1) |
slideWidth | 各スライドの幅を指定。 初期値は0。 | 数字(例:300) |
コールバック
オプション項目 | オプション説明 | オプション記述方法 |
---|---|---|
onSliderLoad | スライダーが読み込まれた直後に実行。 | 処理を記述 |
onSlideBefore | スライドする直前に実行。 | 処理を記述 |
onSlideAfter | スライドした直後に実行。 | 処理を記述 |
onSlideNext | nextが実行される直前に実行。 | 処理を記述 |
onSlidePrev | prevが実行される直前に実行。 | 処理を記述 |
パブリックメソッド
オプション項目 | オプション説明 | オプション記述方法 |
---|---|---|
goToSlide | 指定要素へジャンプさせる。 | slider.goToSlide(3); |
goToNextSlide | nextを実行。 | slider.goToNextSlide(); |
goToPrevSlide | prevを実行。 | slider.goToNextSlide(); |
startAuto | 自動再生をスタート。 | slider.startAuto(); |
stopAuto | 自動再生をストップ。 | slider.stopAuto(); |
getCurrentSlide | 現在アクティブなスライド要素のインデックス番号を取得 | var current = slider.getCurrentSlide(); |
getSlideCount | スライド要素の総数を取得 | var slideQty = slider.getSlideCount(); |
reloadSlider | スライダーをリロードします。 | slider.reloadSlider(); |
destroySlider | スライダーのjsを一切読んでない状態に戻します。 | slider.destroySlider(); |
使い方のサンプルは下記でどうぞ。
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